「築年数が古すぎて、もう売れないかもしれない」——築40年、50年を超える空き家を抱えていらっしゃる方から、リブッチによくいただくご相談です。
結論からお伝えすると、「築年数が古い」だけで売れないということはありません。ただし、売り方の選択肢を理解せずに進めると、本来の価値を引き出せないまま、低い金額で手放してしまうことになりかねません。
本記事では、築古空き家を売却する3つの選択肢と、それぞれの「手取りベース」での試算ポイントを整理します。
選択肢1:現況のまま買取
解体もリフォームもせず、家財が残ったままお引取りする方法です。リブッチをはじめ、買取専門会社が直接の買主となります。
メリット
- 解体費用・リフォーム費用が不要
- 最短即日〜1ヶ月程度で現金化できる
- 家財整理の手間がかからない
- ご近所に知られず売却できる
- 仲介手数料がかからない
デメリット
- 売却価格は仲介相場の70〜90%程度になる
- 「買取再販事業者の利益+リスク許容分」が差し引かれる
こんな方におすすめ
- 解体や家財整理の手間・費用をかけられない方
- 急ぎで現金化したい方
- ご近所に知られず静かに売却したい方
選択肢2:解体して土地として売却
建物を解体し、更地として仲介で売り出す方法です。
メリット
- 土地として購入したい買主層(新築希望者など)にアプローチできる
- 建物の瑕疵リスクがないため、買主が見つかりやすい
- 仲介で売れば「相場に近い価格」が期待できる
デメリット
- 解体費用が先行投資となる(木造30坪で 120〜180万円程度が目安)
- 解体後、買主が決まるまで「固定資産税が最大6倍」の更地状態が続く可能性
- 解体業者選びの手間がかかる
こんな方におすすめ
- 立地が良く、土地需要が見込めるエリア
- 解体費を立替えられる余裕がある方
- 多少時間がかかっても、より高い手取りを狙いたい方
選択肢3:リノベ前提買取
リノベーション業者やリノベ希望の個人が直接買主になる方法です。状態が極端に悪くなければ、新築価格より安く「自分好みの家」を作りたい層に人気があります。
メリット
- 「リノベ素材」として価値を再評価される
- 立地・間取りの良さが評価されれば、想定より高値も期待
- 解体する必要がない
デメリット
- 買主層が限定的(リノベ意欲のある層に限られる)
- 売却までの時間が読みづらい
こんな方におすすめ
- 駅近・利便性の高い立地
- 構造が比較的しっかりしている物件
- 趣のある古民家・町家・昭和レトロ物件
「手取りベース」での比較こそ大事
どの選択肢が一番得か——これは物件ごとに大きく異なります。一見「仲介で高く売る」のがベストに見えても、解体費・固定資産税・時間コストを差引きすると「現況買取」のほうが手取りが多いケースは珍しくありません。
リブッチでは、ご相談時に「現況買取」「解体後土地仲介」「リノベ前提買取」の3パターンの試算をすべてお出しできます。客観的な数字で比較したうえで、ご家族の事情に合った選び方をしましょう。